創薬研究
構造ベース創薬によりGPCRの可能性を最大限に引き出し、革新的な医薬品を創出する。
創薬
世界をリードする当社独自のNxWave™プラットフォームは、患者さまを第一に考えた創薬アプローチの根幹となるものです。また、構造ベース創薬によりGPCRの可能性を最大限に引き出し、革新的な医薬品の開発を可能にしています。当社における創薬プロセスには主に5つのステップがあります。
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ステップ 1
標的分子の同定と妥当性検証
革新的な新薬を開発できる可能性があり、また商業的な収益が期待できる標的GPCRを同定し、その妥当性を検証します。標的分子同定と妥当性の検証では、当社は以下のような要素を重視しています:
神経疾患、免疫疾患、消化器疾患など、当社の注力疾患領域における患者さまのアンメットメディカルニーズを満たせる標的であること
生物学的機能と疾患との明確な関連性を示す作用機序を有する標的であること
収益が期待でき、高度に差別化されており、開発の道筋が明確であること
神経疾患、免疫疾患、消化器疾患など、当社の注力疾患領域における患者さまのアンメットメディカルニーズを満たせる標的であること
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ステップ 2
NxStaR技術
世界をリードするNxStaR(安定化受容体)技術が、当社のアプローチの中核となっております。X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡などを用いることで、標的GPCRの構造をこれまでにない精度で特定・解析することが可能にしています。
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ステップ 3
NxHit技術
新規化合物の同定に向け、以下のユニークなアプローチをとっています
- バーチャルスクリーニング
- GPCRに特化した独自の化合物ライブラリーのスクリーニング
- NxStarを用いたDELスクリーニング
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ステップ 4
NxDesign
得られた高品質・高解像度のデータを用いることで、当社の構造ベース創薬(SBDD)アプローチが可能となり、化学、薬理学、薬物代謝・薬物動態学および計算化学の専門知識と組み合わせることによって、最適化された製品特性を持つ治療薬候補の精密な設計が可能になります。
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ステップ 5
トランスレーショナルメディシン
当社のトランスレーショナルメディシンと臨床開発の専門家チームは、有望な前臨床候補化合物を選択した時点で、前臨床安全性試験とProof-of-Concept試験の設計と実施に注力します。開発における重要な情報を前もって収集することで、各プログラムの推進において合理的な意思決定が可能になります。