ポリシー
実験動物取扱ガイドライン
実験動物取扱ガイドライン
背景
当社は、有効かつ安全な医薬品の発見と開発を通じて、世界中の人々の健康の維持と生活の質を向上させることに注力しています。
新薬の開発および試験に関する法令では、ヒトでの試験を行う前に、動物での効果と潜在的なリスクを評価することが義務付けられています。
ヒトの遺伝子やタンパク質の発現を分析する最新の技術により、病気の際に生じる生物的プロセスが解明され、疾患を改善するための候補薬を同定することができます。
我々はまず、単離されたタンパク質や培養細胞で、動物を使うことなく実験室で試験を実施します。 このような初期試験で候補薬の可能性が示された後に、初めて動物実験を行うかどうかを検討します。
動物での試験は、薬が体内でも実験室での試験と同じように作用することを確認するために重要です。また、薬が体内のさまざまな細胞や臓器にどのような影響を与えるか、そして人間にとって安全であるかどうかも明らかにします。
現在、動物実験に代わる規制当局が認める確認方法はありませんが、私たちは新薬の開発に使用されるすべての動物が人道的かつ倫理的に扱われるよう取り組んでいます。
動物の倫理的扱いに関するネクセラのコミットメント
私たちは、生物医学研究において動物を人道的かつ責任を持って扱うことを約束します。
当社の研究所では、動物実験は行われていません。 その代わりに、経験豊富で信頼できる契約研究機関と連携し、必要な研究を実施しています。当社の業務受託機関は、慎重な評価に基づいて選定されています。私たちは、独立した認定プロセスにより選定された、高い水準で法律や規制を遵守している機関とのみ協業するよう努めています。
動物の使用はすべて慎重に計画され、研究を開始する前に研究者、統計学者、獣医師からなるチームによって検討されます。 私たちは、3R(Replace、Reduce、Refine)の原則の遵守に努め、化学的に適切な代替手段がない場合にのみ、動物の使用を伴う研究を委託します。 すべての実験は、必要なデータを得るために最小限の動物しか使用せず、動物に与える不必要な痛み、苦痛、不快感を最小化または回避するように、社内の審査プロセスによってデザインされています。
動物実験に代わる生物医学研究へのコミットメント
当社は、ヒトの単離細胞や培養した細胞集団(オルガノイド)を用いて候補薬剤の効果を試験する方法や体内での薬剤濃度やヒトでの効果を予測する最先端のコンピューターモデリングなどにこれまでに多大な投資を行い、患者さんの安全や医薬品の有効性を損なうことなく、規制当局に受け入れられる科学的に検証された代替試験法の開発と使用に全力を挙げて取り組んでいます。